桜錦
■ 歴史と名前の由来:
 この桜錦(サクラニシキ)の出発点は、「江戸錦(エドニシキ)」の
浅葱色(あさぎいろ)と黒が抜けた固体から始まります。
はじめは、「江戸錦(エドニシキ)」のはねもの(不良)とされていました。
しかし、昭和45年ごろより、愛知県弥富町の深見光春氏によって改良がはじまり、
「江戸錦(エドニシキ)」と「蘭鋳(ランチュウ)」の交配によって得られた中から、
体色の美しいもの同士を交配し、その後、さらに「蘭鋳(ランチュウ)」ともう一度、交配し、
10数年かけて、昭和55年にようやく固定化して作出された品種です。 鱗(うろこ)が桜の咲き始めのような、淡いピンク色や白に鮮やかに輝いているため、
桜錦(サクラニシキ)と命名されました。 平成8年2月に、愛知県弥富町の伊藤恵造氏が発表して、
日本観賞魚振興会の理事会によって新種として承認されました。
■特徴:
 「蘭鋳(ランチュウ)」の体型に、紅白のモザイク透明鱗の色彩が、
桜の花びらのような淡いピンク色で美しい金魚です。
■ 飼育難易度:
 すこしむずかしい
■ 入手難易度:
 むずかしい